一生自分の足で歩くために。透析患者様が知っておくべき「足のセルフチェック」3つのポイント

はじめに:なぜ透析患者様にとって「足」が大切なのか
当クリニックが掲げる「一生、自分の足で歩き続ける」という言葉。これには非常に重要な理由があります。
透析を継続されている方は、血管の石灰化や血流の低下により、足の小さな傷が重症化しやすい傾向にあります。
「たかが靴擦れ」「ただのタコ」と思っていたものが、放っておくと大きなトラブルにつながり、最悪の場合、歩行が困難になってしまうこともあるのです。
大切なのは、「トラブルを未然に防ぐこと」と「変化にいち早く気づくこと」。
今回は、今日からお風呂上がりなどにできる簡単なセルフチェック法をお伝えします。
毎日チェックしたい「3つのポイント」
鏡を使ったり、ご家族に協力してもらったりして、以下の3点を観察してみてください。
1.足の色と温度をチェック
- 色は?:全体的に白っぽくなっていたり、逆にどす黒い赤色になっていたりしませんか?
- 温度は?:左右の足を触り比べてみて、片方だけ極端に冷たかったり、逆に熱を持っていたりしませんか?
血流が滞ると温度が下がり、炎症が起きると熱を持ちます。左右差がある場合は注意信号です。
2. 感覚の変化をチェック
- しびれや痛みは?:足先がピリピリしたり、ジンジンとした痛みはありませんか?
- 感覚の麻痺は?:触れられている感覚が鈍くなっていませんか?
感覚が鈍くなると、傷ができても痛みを感じず、発見が遅れてしまう原因になります。
3. 皮膚の状態をチェック
- 傷・たこ・魚の目:靴擦れのあとや、硬くなった皮膚はありませんか?
- 乾燥・ひび割れ:かかとが割れて、そこからバイ菌が入るリスクはありませんか?
- 爪の状態:深爪をしていたり、巻き爪で皮膚を傷つけていたりしませんか?
もし「おや?」と思ったら、すぐにご相談ください
セルフチェックで少しでも気になる変化を見つけたら、「次の透析の時にスタッフへ伝える」ことを徹底してください。
「こんな小さなことで…」と遠慮する必要は全くありません。
当院では、専門スタッフによる「フットケア」に力を入れています。
爪の切り方から、足の血流評価、適切な靴の選び方まで、あなたの足を一生守るためのサポート体制を整えています。
おわりに:足を守ることは、命を守ること
自分の足で歩き続けられることは、心身の健康を保ち、豊かな生活を送るための基盤です。
毎日のセルフチェックを習慣にして、私たちと一緒に「健康な足」を守っていきましょう。

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